『うれしい悲鳴をあげてくれ』を読んで

はい。こんばんは。neochiradio です。宇井です。

今回はただただ「本を読む」っていいなっていう想いを文字に起こします。

そしてそういう風に思わせてくれる本を紹介します。

読書すすめ

本て凄くないですか?

この「本」が指す「本」は文字がたくさん書いてある系統の、写真集とかではない「本」のこと。

たとえ挿絵があってもよくわからない挿絵だったりする、そんな本。

小説やエッセイ。

文字だけで勝負する。その文字を読ませることにより、読者の想像力に働きかけて無い映像を見せる。

その無い映像は読む人によって変わる。

読む人によって変わると言ったが、同じ人が読んでも変わることもある。

子どもの頃には経験していなかったことを経験したのちに、子どもの頃と同じ文字を追いかけたとしても見える映像は変わるだろう。

そんな風に誰がいつ読むかによって感じ方が変わるってすごい。

文字という記号を並べて、映像を見せ、さらには感情を動かす。

特にショートショートが好き

『うれしい悲鳴をあげてくれ』いしわたり淳治全部面白いんです。

そんな凄いことを、ほんの5ページくらいでやってのけるショートショートっていう作風が特に好きです。

最近読んで超おすすめなのが、いしわたり淳治さんの『うれしい悲鳴を上げてくれ』。

この本には5分くらいで読める短い小説とエッセイがあわせて55本収録されていて、そのどれもが面白い。

どの話も視点が独特で発見があり、それが学びにさえなる。

単純にエンターテイメントとして楽しめるし、それ以上に今までなかったモノの見方を教えてもらえる最高の本。

『うれしい悲鳴をあげてくれ』帯帯裏にまでショートショートが!!

映画にも漫画にもできないこと

映画も漫画も好きですが、その2つにはできないことが小説だからこそできます。

それは想像力を使うということです。

想像力がないと、ただ目で文字を追いかけるだけになってしまう。

文字だけでは補えない部分を勝手に想像力で補って映像にする。

その勝手な部分こそが自分の彩。

本を読むことでその創造する力が強化されるきがするんです。

だから映画でもなく漫画でもなく「読書ですすめ」