1日が足りない、24時間じゃ足りない、24時間という区切りが悪い気がする。
1時間は60分だけど、それを定義し直して1時間を5分ずつ短くすれば、5分×24=120分で、1日を26時間にできるのに。
もっと言うなら1時間が50分だったら…
と、まぁ時間が足りないのが現代人なわけですが、その要因の一つは海外ドラマに他ならない。
海外ドラマは日本の生産性を低下させるためのものじゃないかとさえ思う。
それほどに面白く、ハマり、抜け出せない中毒性がある。
Netflixが一番悪い。
Netflixが世にはびこる以前の時代では、家で海外ドラマを見るには“レンタル”もしくは“夜中まで待ち、電波に乗って流れてくるソレ”を観るしかなかった。
なのに!
Netflixに生活を変えられた!
Netflixハラスメントだ!
(↑ここでハラスメントの意味を調べると、困らせる、いやがらせ、ということでした。)
とはいえ、困らせられることも、嫌がらせされるのも、そんなに嫌じゃないのが困ったところ…いつからこんなに受け身になってしまったのか。
困ってる自分を憐れみながら、今日も相棒のiPad ProでNetflixを開く。
今ハマってるのは『オザークヘようこそ』だ。
『オザークへようこそ』は1話目のアタマから面白い!!
財務顧問の父に連れられ、一家はシカゴからミズーリ州オザークへ。麻薬組織のボスの怒りを鎮めるため、父はここで、5年間で5億ドルの資金洗浄を行うのだ。
Netflix
1話目の冒頭の音の緊張感で引き込まれて、そのまま1時間早かった。
ブレイキングバッドのシーズン3くらいの位置まで連れてかれた感があった。
おぉ!なんという展開の速さ!
そこからシーズン最後まで途切れることない緊張感、カメラのピント合わせやアングルの妙、出てくる登場人物が全員曲者で活きてくるシナリオの秀逸さ、大ハマり。
『オザークへようこそ』って言うタイトルが浮かぶ、シーズンの終わり方にもにんまり満足。
振り返ると、それぞれの“登場人物にハマっていく感じ”が面白く感じるポイントになってる気がする。
今シーズン2の途中まで観てるが、登場人物たちがどんどん輪郭を濃くしていくので、主人公以外のそれぞれのシーンも没入できる。
これは、ドラマの中でそれぞれ登場人物が人格を持っているので “このシチュエーションであれば、この人はこうするのではないか?” とフワッと想像しながら観れるのが要因だと思う。
その想像しちゃってる像に、寄り添う形で、もしくは想像を上回る形で動く人物達に夢中になるのだ。
主人公のマーティ・バード、どんなシチュエーションでも理性的。感情に任せることがなく、その時の最適な方法を導き出していく。似ても似つかないけど、その意味でプリズンブレイクのマイケル・スコフィールドを思い浮かべたた。
妻のウェンディ、この人もどんどんいい味出してくる…
娘のシャーロット、息子のジョナ、FBIのロイ、ルース…
このままだとネタバレになってくるので登場人物の掘り下げはここまでにしておく。
シナリオの方はテンポも良く、緊張は途切れない。良い意味で予想を裏切らこともあり、飽きない、たまらない。
とにかくおすすめです!