「期待してる感じじゃないかもしれんけど面白いよ」という友人の感想を聞いていましたが、めちゃくちゃ良い映画で最高に楽しめました。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドは最高すぎる映画でした。
とりあえず予告編をどうぞ↓
タランティーノさんは元々「10本撮ったら引退する」と宣言していましたが…
「今回の9作目で引退してもいい」と言ってしまう監督自身も大満足の映画に仕上がり。
でも友人の助言がなかったら「期待外れだった」という感想になってしまったかもしれません。そう、この映画少しだけ観るときにコツが要ります。(コツという言葉は少し違うかもしれませんが…)
まだ観てない方のために、そのコツである3つのポイントを紹介いたします!
そしてその後にさらりと感想を述べます、これもネタバレなしな感じでお送りします!
-この記事でネタバレするつもりは無いですが、どこからネタバレになるかの基準は人それぞれなので悪しからず。
もうのっけからテンポよくご紹介しちゃいます。
3つのポイント
- ストーリーがあるとは思わないこと。
- シャロン・テート事件を調べるべし。
- チャールズ・マンソンを調べるべし。
1.ストーリはあるようでないようで…
ストーリはあるにはあります。ですがこのシーンがどこにつながるのかという、伏線伏線伏線回収といった映画全体で1つのストーリーを作り出しているっていう感じではないです。
タランティーノさん自身も、「主役の3人(リック・ダルトン、クリフ・ブース、シャロン・テート)にどんなことをさせたいか考えを巡らせた結果、ストーリーはいらないという結論に達した」と言っている。
じゃあ何を観せられるのかというと、その3人の魅力的な日常。
そういうと地味そうに感じるかもしれないんですが、3人とも最高のキャラクターでそれ自体が十分興味深いですし、演じているのもディカプリオとブラッドピッド、マーゴットロビーです。地味になるわけがないです。最高です。期待してくださいっ!
2.シャロンテート事件
さて、この辺からネタバレっぽく感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも知っていればより楽しめるので知っていて欲しいのです。
詳しくはググれば出てくるので、僕からはざっくり。
この映画には実際にいた人物がかなり出てくるのですが、マーゴットロビー演じるシャロンテートもそのうちの1人です。シャロンテートの当時を知る人は皆口を揃えて彼女のことを「天使」と称すそう。そんな愛されていたシャロンテートがハリウッドの自宅で殺される事件がありました。それがシャロンテート事件です。
3.チャールズ・マンソン
“チャールズマンソンについてもググるべし”なのですが、僕からあっさりと情報を流しときますね。
チャールズマンソンは上のシャーロット事件の犯人です。彼はカルト集団の教祖でした。彼は音楽でデビューしたかったそうなのですがそれが叶わず逆恨みして犯行に及びました。その逆恨みの矛先は音楽関係の人で、シャロンテートの家の前の住人。そう、シャロンテートはチャールズマンソンの情報不足によって間違えで殺されてしまったのです。
なんて可哀想なシャロンテート。
上記の3点をかる〜く押さえておけばこの映画を観る準備は万端です!
いってらっしゃい!
ネタバレなしの感想をさらり
ぼくはこの映画を観て、『めちゃくちゃ綺麗な夕陽』のようだなと思いました。
夕陽が海に消えるとき、その少し前にめちゃくちゃ輝くじゃないですか、あの綺麗さ力強さそして儚さ。その美しい日々を見せてもらった気がします。
リックダルトンは50年代に活躍した人気スターで映画業界の変化に取り残されてしまったと感じている落ち目の俳優。その彼を仕事でも私生活でも信頼し、支えようとするスタントマンのクリフブース。
現状を受け入れられていないリックダルトンと、今をしっかり受け入れているクリフブース。2人の友情が熱いです。
そしてそんな2人が住む隣に引っ越してきたのがシャロンテート。彼女は空に新たに輝いている一番星のような存在。
そこに立ち込める暗雲がヒッピーカルト集団マリソンファミリーです。
あれやこれや軽いあらすじも含めて言うておりますが、そんな感じです。
エンドロールまで楽しめる映画です。
長い映画ですので水分控えめでのぞみましょうっ!
それでは、おやすみなさい。
by.neochiradio