サスペンス

全編パソコン画面上で進行するサスペンススリラー|『search/サーチ』|撮り方もストーリーも超絶品!!!

映画『search』ポスター

それは4日前の月曜日、眼鏡屋の仕事終わりに向かったのは映画館、観賞したのは『クワイエット・プレイス』でした。

それはもう面白くて、Netflixで『オザークへようこそ』を観てるだけになっていたぼくに、映画館で観る楽しさを思い出させてくれた映画でした。

そんな風に、あらためて映画館にハマったぼくは今日も映画を探します。

“全編PC上で展開される映画!!”という触れ込みに惹かれ観てきたのがこちら、『search/サーチ』です。

映画『search』ポスター
“映画.com”

あらすじ

妻を病気で亡くし高校生の娘マーゴット(ミシェール)と二人で暮らすデビッド(チョー)。

デビッド(父)とマーゴット(娘)の関係は良好、メッセージのやりとりも毎日しているし…

と、思っていたデビッドだったが、ある日の深夜、娘からの着信があったのに熟睡していて気が付かなかった。

翌日から娘と連絡を取ろうとしてもまるでコンタクトできない。

ただのサボりとも思っていたデビッドだったが、いい加減連絡が取れないことを心配して通っているピアノの先生に電話することに。

「…マーゴットは半年前にすでにやめてますが…」

先生からは思いがけない答えを受けたデビッド、マーゴットはなぜ相談なくやめたのか。

学校の友達のことを知らないデビッドは途方に暮れ、ついに警察に相談。

デビッドは、謎の失踪を遂げた娘の行方を探すため、娘のPCからSNSにアクセスし、事件の真相に迫っていく。

映画『search』パソコン画面
“映画.com”
デビッドが見る画面を同時に観客も見る

全編PC画面上の映像で展開する斬新なサスペンススリラー!!

予告はこちら

感想

ここから多少のネタバレになるかもしれないのでご注意を。

とにかく面白かった!!

“全編PC画面上の映像で展開される”ということで、どんな映画になってるのかに興味を惹かれて観に行った映画だったけど、その撮り方はもちろん、ストーリーが最高だった。

導入部分から引き込まれる気持ち良さ

PC画面上の映像で展開していく映画『search』、まずはその導入部分でハマった。

娘の成長記録から始まり、主人公の家族構成の変化をパソコンのデータ、画像やムービーをするする流して滑らかに物語に入ります。

もう、人物が動き出す手前の導入の部分でしっかり掴まれてました。

「PC画面上で展開する」という斬新な手法と「ストーリー」が見事に噛み合っていて相乗効果を生んでいます!!

どう言う順番で考えたらこんな映画が作れるのか、練りに練られたストーリー、演出に魅せられ、見終わった時には満足感からの溜め息が出た。

ストーリの大半は、父デビッドが操作するパソコンを通して語られる。

(ほんとは)娘のことを知らなかった、デビッドはパソコンで情報収集し、その画面をぼくたち観客はずっと観ている。

そのため、ぼくたち観客とデビッドの持つ情報は一緒

「果たして、マーゴットは誘拐されたのか、家出なのか、はたまた…」

と、想像を膨らませながら主人公と推理していくことになります。

そして、どんでんどんでんどんでん

映画『search』ジョン・チョー
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ジョン・チョーが渋かっこいい

二転三転四転…ストーリーに転がされまくります。

SNSやメールから手がかりを探すうちに、全く知らなかった娘の姿が明らかになる、衝撃。

映画『search』
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伏線だらけで目が離せない

スリリングな展開に最後の最後まで釘付けにされる!

どんどん進んでいくストーリー、父デビッドと一緒に推理するぼくたち観客、ここで大事なことは“共感”できるかどうか。

父デビッドの行動に「いや、そんなことせんやろっ」てところがあったら、ストーリーに入り込めないが、それがない。

と、ともに他の要素にも無理がなく、緊張感が心地よくずっと続く、集中が途切れない。だから観終わった後の満足感はひとしお、大満足でため息が漏れるほど。

ストーリーが進むにつれて回収されていく伏線伏線伏線…え、そんなとこまで張ってたの、やられた。

どんどん明らかになっていく娘の周りの人物達の姿、誰もを怪しく思ってしまうように小気味よくどんでんを入れてくる。

とにかくクライマックスの粘りが凄い!

あっさりした映画なら、途中で犯人が明らかになって、後半はどう捕まえるかってストーリーになるけど、犯人がわからないので、緊張の糸は切れずにピンと張られたままクライマックスが続く。

映画『search』
“映画.com”
犯人は誰なのか、娘はどこへ消えたのか

伏線がいたるところに張られているので、集中して一緒に推理していくのも楽しい映画でした。

ちなみにぼくは最後までどんでん返しされました。

ずっとオンラインな現代

全編パソコン上で展開するストーリーに違和感を感じなかったのは、ぼくらがずっとスマホやらパソコンに触れているからに他ならない。

また、SNSなどのパスワードを再設定して解除していく姿にプライバシーの脆さを感じたり、SNSは嘘をつける場になっている側面があると考えさせられたりもした。

まとめ

「娘が誘拐されて、それを探す父親…」この設定で思い浮かぶのは、リーアムニーソンの『96時間』ですが、肉体を駆使するそちらとは全く逆、現代的にSNSやメールから手がかりを探していくのが『serch』

キャストが地味目な作品でスルーしそうになったけど、最高に面白く、(メジャーにはならないだろうから)人に教えたくなる作品として重宝しそうです。

さて、次に観たい映画は『ヴェノム』、ヴェノムというキャラクターもトム・ハーディも好きなので楽しみです。