20190925
『アド・アストラ』観てきました。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に続きブラッドピッドを連チャンで観れて幸せです。
すごく良い映画でした。
ただ、観る前に知っておいた方がいいことがあると思うのでその辺踏まえて記事にしたいと思います。
予告編とあらすじ
予告編
↓ひとまず予告編です↓
あらすじ
地球外知的生命隊の探求に人生を捧げ、英雄とされる父(トミーリージョーンズ)は宇宙の彼方で行方不明…
その息子である主人公ロイ(ブラッドピッド)は、自身も宇宙で働くことを選び、今やエリート宇宙飛行士となっていた。
そんなある日、ロイに衝撃の事実が告げられる…
「父はまだいきている」
しかも父は太陽系を滅ぼす力を持つ実験“リマ計画”とともに…
ネタバレなし感想
本当に良い映画でした。
近未来の宇宙はこんな感じっていう世界に浸れます。
良い映画って、導入部分が良いんですよねー。
『アド・アストラ』ももちろん例外ではなく導入部分が良い。
綺麗な映像で心地よく静かに始まりながらも、主人公ロイ(ブラッド・ピッド)の心の中の言葉にいい感じの引っかかりを覚えます。
そこから最後の方までどう心が変わっていくのか…はたまた変わらないのか…そこに注目しながら観ていく映画でした。
んーっ…良かった。
宇宙系あるあるなのか、『ゼログラビティ』しかり、『インターステラー』しかり、顔の表情だけの描写がめちゃくちゃ多い。
それだけで魅せてくれたのがブラッド・ピッド様。
ブラッドピッド史上最高の演技と言われるのも頷けます。
-まぁ、僕が大好きなブラッド・ピッドは『セブン』『ファイトクラブ』『スナッチ』とかそっちですが…笑
とにかく宇宙映画好き、もしくは近未来SF好き、はたまたブラッドピッド好きなら観るべき映画であることは間違いないです!
観る前に注意すべきこと【重要】
さて、ここからが重要だと思います。
なぜ重要かというと、コレが『アド・アストラ』の評価を変えそうな気がするからです。
それは「宣伝文句」ならびに「予告編」です!
こういう宣伝文句を見かけました。
“スペースアクション超大作”
いや、そんなんじゃないですよこの映画!!!(いや、好きですよそれはそれで)
でも違います!
ぼくに言わせれば宇宙が舞台のヒューマンドラマです!
最初のシーンから最後のシーンまで軸はロイ(ブラッドピッド)の心情です。
それをアクション超大作と謳って宣伝しては、観客の期待にそぐわない映画になってしまうと思います。
そりゃあ、そう売り出した方がチケットは売れると思いますよ…でも良い作品を観たと思って帰るお客さんはきっと減ってると思います!
だってアクション超大作と聞いた筈なのに、それほどの派手さはないんだから!
ヒューマンドラマを軸にした上での要素としてのアクションって感じです。
要するに、ご飯がヒューマンドラマでふりかけがアクションです。
ほんと宣伝するにしても、映画を観た後のことまで考えて宣伝して欲しいなと思いました。
-いや、知りませんけどね、他の人がどう思ってるかは…でもぼくは強くそう思いました。
ネタバレあり感想
-こっからゆるいネタバレもあるのでご注意を
『アド・アストラ』どんな映画なの?って聞かれたらなんて答えるか…
「宇宙の果てで自分と向き合う話」かな。
主人公のロイ(ブラッドピッド)はずっと孤独を望んでいた。
父に捨てられた日から感情を捨てて生きてきた。
だから心拍数も上がることがない。
だって感情がわからないから。
でも人に合わせて演技をすることで繋がりを持ち生きていた。
ただ、そのつながりの大切さはわからないままに。
父が生きていると聞かされても、全く動じず、その際に周りの状況を判断して、期待通りにただ行動した。
しかし、火星まで行って、いざ父にメッセージを送る時に揺らいだ。
「宇宙の果てにいる父に会いたい」
…ロイの心情の変化はどういう行動を導き、どう結末するのか。
-あとは観て欲しいのでネタバレは終わります。
まとめ
孤独を求め、孤独を手に入れた先に求めたものは…?
『アド・アストラ』ぼくにとってはそういう風に観るべき映画でした。
映画の見方感じ方は人それぞれですが、共感していただけたら幸いです。