- ネタバレ無しの感想
- ネタバレあり感想とあらすじ
- 『うしじま君の洗脳君編』との比較
- モデルとなった事件…
ネタバレなし感想
園子温さんの映画って感じ、『冷たい熱帯魚』から入ったぼくはコレコレーーってなりました!
園子温さんの映画ってめちゃめちゃ色々ありますけど『冷たい熱帯魚』好きなら確実に観るべし!!
『冷たい熱帯魚』も実在する事件がモデルでしたが、今回もそうです。
2002年のやべえ事件、やばすぎるが故にマスコミにも圧力がかけられて表面的な知名度はそんなに高くない事件…でも知ってる人は知ってるあの事件です。
なので、映画の途中ちょっと病むほどの展開もあります。
ですがそこは『地獄でなぜ悪い』『みんなエスパーだよ』などでめちゃくちゃ笑える映画も作れる園子温さん…
病みすぎないように、シナリオの地獄さと対比させるかのようにけっこう表現は明るめにしてました。
んーっ、とは言ったもののその表現とシナリオのギャップが逆に狂気的だともとることもできます。
ネタバレ無しあらすじ
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映画の夢を追っかける感じの金髪とパーマの2人組に、ギターで弾き語りをしてる変なやつシン(満島真之介)とが出会う。
シンは童貞で、その童貞を捨てさせようと、やばいファッションの妙子(日南響子)に相談しにいくと、やばい眼鏡の美津子(鎌滝えり)がオススメだということに。
美津子は少々バグり気味。
お父さん(でんでん)とお母さん(真飛聖)の捻れた教育熱心さが仇となった感じです。
そんな美津子の元に電話がかかってきます。
“君に借りてた50円を返させてくれないか”
謎の電話も巧みな話術につかまって会うことに…
そこにいたのは村田丈(椎名桔平)でした。
…詐欺師 村田丈との出会いで全てが狂っていくやばい映画です。
ネタバレあり感想
比較すべき、ウシジマくんの『洗脳くん』。
妙子と、お姉ちゃんと、お母さんと、全員を虜にして家族を蝕んでいく感じ。
あの会食のシーンで、これってもしや??
と思っていると、どんどんそんな感じで周囲を巻き込みモンスター化していき、長野ではいくとこまでいきましたね。。
性行為、暴力、通電、マインドコントロール…
自分は手を汚さずにどんどん破壊していく凶悪なヤツ…
吐き気がするほどやばいです。
やばめの家庭環境とか連続射殺魔とかビッチな妹とか…結構その他のいろんな要素は散りばめられてて…
その要素をまとめてカミングアウトしてくれた美津子の作文のおかげで、“全員が死んでもええやつ”みたいに見せてくれたのはナイスでした。
とはいえ、『冷たい熱帯魚』のあのあと味の悪さの方もぼくは好きですけど。
北九州監禁殺人事件がモデル
-これを自分で書くと絶対病んじゃうので…Wikipediaにお任せしまーす!
↓Wikipediaはこちら↓
そ、そういう事件です。
うん。やばいよね。
あ、この辺のやばい感は『洗脳君』の方がしっかりやばさ出してくれてるのでそっちでも体験してみてくださいまし!
26〜28巻がまるっと『洗脳くん』編です。
by.neochiradio ui