発見と共感

自分の言葉を持つ。

“ネット上に氾濫する言葉”と“自分の言葉”

インターネットがあり、手元にスマートフォンがある今、電気水道ガスのライフラインに加えて「情報」も日々の生活であることが当たり前になりました。

情報は、Googleさえ使えれば誰でも簡単に手に入れることができます。ただし、情報を手に入れることと、手に入れた情報を伝えることは別問題です。

情報を編集し自分の言葉にする

得た情報をそのまま発信するのでは、ただ知識が多いだけの人になってしまいます。知識が多いことはもちろんいいことですが、知識の量だけでは、ひとはインターネットには勝てません。自分がインプットした情報をどうアウトプットするのかが重要です。

自分自身がインターネット上から情報を取得することは簡単ですが、誰かにそのことを伝えようとするとき、情報を編集する技術があったほう伝わるし、意味があります。

ここで言う編集とは下記のイメージです。

和語、漢語、外来語で構成されていて、その割合を変えることによって、大きく印象が変わるのが日本語の特徴…伝えたい相手や、どのような状況で使う使うのかによって、どの言葉を使うのかを判断し、割合をうまく調節できる人が、真に語彙力がある人と言える。

『一冊のノートが「あなたの言葉」を育てる』川上徹也

むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、ゆかいなことはあくまでゆかいに

井上ひさし(劇作家、小説家)

編集のイメージは料理

インプットした情報を自分の中で解かして編集してアウトプットする。イメージは料理です。インプットする情報は食材で、編集は調理、出来上がったのが料理です。自分が持っている情報を相手が食べやすいように調理するのです。

自分自身は、料理を提供する店であり、料理人で有り、ホールスタッフです。フランス料理の店で居酒屋料理が出て来たら『ん??』ってなりますよね。それと同じで、自分自身と自分の言葉とのギャップがあっては説得力が生まれません。まずは自分自身を知ることが大事と心得ましょう。そして相手のことを考え、その人の好みに合わせて、情報を調理し提供するのです。

情報の調理とは

と、ここで情報の調理とはなんぞや?ですが、これは得た情報を自分の言葉にするということです。だからそれはどういうことなのか?ということですよね。これはアウトプットするということを細分化したら見えてきます。

例え・言葉のチョイス・演技です。例えは物事を自分のフィルターにかけてみることで理解を助けてくれます。上の料理の例がそうです。言葉のチョイスはルー大柴さんをイメージしてください。「一緒に行こう」ということも「トゥギャザーしようぜ」ということで個性的になります。演技はどういう空気感でその情報を出すのかで演出とも言えると思います。たとえば、「昨日事故っちゃってさ…」を緊張感ある感じで言うのと、ヘラヘラしながら言うのでは相手の聞き方が変わることが想像できます。

さいごに…

氾濫した情報の中に埋もれない自分の言葉を持っているかどうかが自分の価値を上げていく上で重要です。上のような技術を意識して使うことで、自分の言葉に個性とチカラを持たせ、ネット上にあふれている言葉の意味に違いを持たせるようにしていきたいですね。