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『search(サーチ)』の感想|SNSってコワイ

映画『search』パソコン画面

以下、多少のネタバレと感じる部分があるかもしれないのでご注意を。

映画『search』ポスター

『search』では行方不明になった娘を探すためにSNSを駆使して情報を集めるのですが、映画が進むにつれて「SNSって恐いなぁ」と思いました。

まず、セキュリティーの脆さ。

パスワードってめちゃ弱いですね、娘のパソコンを利用して情報を得ようとしてパスワードを求められるものわからないわけで、でも即座に新しいパスワードを設定することにより、すんなりログインしてしまうのです。

SNSで別に秘密なことはないけれど、勝手に使われることは嫌だし、なんかこわい。

ちょうど今公開してる『スマホを落としただけなのに』みたいなことになるかもしれないし。(まだみてないけど)

もうひとつは、SNSでは本当の相手が見えないこと、プロフィールを偽って別人になれてしまう点。

名前、性別、年齢、顔、全くの別人になることができる。

まぁ、誰にも迷惑かけずに“おもしろい”で済めばいいと思うけど、ちょうど読んでた漫画『ここは今から倫理です』にも出てきたように、SNSの為に生きてしまうような人も作ってしまう。

それが恐い。

本当の自分と、SNSでの自分を分裂させて、しかしときに混同して本当の自分を見失う…

映画と本筋とあまり関係ないところだけど、「そういう恐さもあるよなぁと」、少し思わされました。

『search』は“全編パソコン画面の映像のみ”の新しい試みをした映画。

映画『search』パソコン画面

斬新な映像もさることながら、ストーリーも秀逸。

上映中に緊張の糸が切れることはなく、どんでんがすごく、クライマックスが長い。

サスペンス好きにはたまらない映画、ぜひご覧ください!