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『タクシードライバー』のあらすじと考察|『JOKER(ジョーカー)』観る前にみたい映画

20191002

『ジョーカー』に影響を与えた映画『タクシードライバー』

JOKER(ジョーカー)』めちゃめちゃ楽しみです。

その『JOKER』の監督トッド・フィリップスも認める、『JOKER』に影響を与えた映画が『タクシードライバー』…

主演は『ジョーカー』にも登場するロバートデニーロ

すっかりおじいちゃんなロバートデニーロ
引用:映画ドットコム

ということで今回は『タクシードライバー』の感想です!

宇井
宇井
『ジョーカー』のためにと思って観た映画でしたが、『タクシードライバー』という映画自体、「さすが名作!」という良作でした。

(2019年10月2日現在)『ジョーカー』はまだ公開されていませんが、予告編とあらすじの雰囲気からわかる、主人公を取り囲む世界は似てそうで、「影響を受けた」のは確実でしょう。

『タクシードライバー』を観て、『ジョーカー』の公開がより楽しみになりました。

-この記事はネタバレは極力せずあっさり目に書いています。

↓ちなみに『JOKER』を観た後の記事はこちら↓

『ジョーカー』ネタバレあり考察|『タクシードライバー』『キングオブコメディ』との比較でわかったジョーカーに足りなかったもの…

『タクシードライバー』のあらすじ

『タクシードライバー』鏡に向いてポーズをとるロバートデニーロ

主演はロバートデニーロ。

若かりし頃のロバートデニーロです。

おじさんになってからのデニーロさんしか知らないもんだから驚きました。

だってめちゃくちゃかっこいいんだもの!!

そんなデニーロが演じるのは、ベトナム帰還兵であり不眠症に悩まされている主人公トラヴィス。

タクシードライバーを始めたトラヴィス

物語はトラヴィスがタクシードライバーの仕事をもらいに面接しにくるシーンから始まります。

コミュニケーションが得意ではない雰囲気、どこか不安定な感じの男に見えました。

一目惚れした女性ベッツィーとデートに行くも撃沈して闇落ち

タクシードライバーとして仕事を始めたトラヴィスはある日、美しい女性ベッツィーに一目惚れします。

『タクシードライバー』の美人な女性、ベッツィー

宇井
宇井
この人が今の感覚で見てもめちゃくちゃ可愛い!

そのことデートにこぎつけるも、映画のチョイスをアホほど間違えてしまい、すぐさま振られ、連絡も取れなくなってしまいます。

もともと不安定だった男が、恋によって少し陽を浴びたように元気になったのもつかの間、闇落ちしてメンタルはガタガタです。

トラヴィスから見た街は、ひどく汚れ、荒廃しているゴミ溜めのような街…癒しなどあるはずもなく、汚れた街をタクシーを走らせるほどにどんどんと表情が曇っていくのでした。

娼婦の少女アイリスとの出会い

そんな男が出会った少女がいました。

『タクシードライバー』娼婦の女の子

少女の名はアイリス。

その夜、アイリスは男に追われていました。

アイリスは近くに停まっていたトラヴィスのタクシーに助けを求めます。

ですが、その時トラヴィスは何もできず、少女を救えませんでした。

そしてまたある日、トラヴィスはアイリスを見かけて思いました。

“このゴミ溜めを綺麗にするのはおれの役目だ”と…

宇井
宇井
ふと湧いた希望も失い、闇を走るタクシードライバーのトラヴィスが振りかざす暴走気味な正義の行方に注目です!!

まるで「バットマン」であり、まるで「ジョーカー」|タクシードライバー考察

*少しネタバレもあります

この主人公トラヴィス、暴走気味な正義を振りかざすわけですが、その暴走気味の正義は悪も感じさせていて…

ぼくの目にトラヴィスは「ジョーカー」にも「バットマン」にも映りました。

ジョーカーになってしまいそうだったが着地は運良く「バットマン」それが『タクシードライバー』

『タクシードライバー』でモヒカン血だらけのロバートデニーロ

「ジョーカー」に見えるシーンは次期大統領候補を殺そうとするシーンです。

それまでに銃を買い、計画的に反抗しようとしているときのあの雰囲気、楽しそうで、しかし目の奥に影がある感じ。

部屋で鍛え、鏡の前で銃を両手にポーズをとってじわじわ自信をつけて悪い方向へ流れていく感じもありました。

でもその凶行も失敗に終わり、そこから少女を救いに風俗ビルへ行って皆殺しにするところで「バットマン」になれました。

次期大統領候補を狙撃しようとした時に覚悟していた死…

その狙撃が未遂のうちに終わり、余った命

その命で、法を無視し、危険をかえりみず悪を潰しに行ってヒーローになった。

そんな感じで、彼は運良く「バットマン」になれたわけです。

『ジョーカー』の予習として観た『タクシードライバー』の感想

『タクシードライバー』街を歩くロバートデニーロ

単純に良い映画で、名作と言われてるのがよく分かりました。

恋に落ちる相手の女性が綺麗なのも時代を超えて色褪せないポイントとして重要だなぁと思いました。

思ってたよりも『ジョーカー』と重なりそうでびっくりしました。

『ジョーカー』と『タクシードライバー』の似てそうな部分

街はゴッサム的に荒廃して、悪がはびこっていて…

そんな世界で主人公は、自分と世界と戦っていて…

主人公は唯一の希望であった女性に無残にも振られ、より落ち込む…(おそらく『ジョーカー』もそんな感じだろうという予想)

もともと悪いやつじゃなく、どちらかというと良いやつな感じの主人公だが、きっかけがあれば壊れてしまう人格。

そんなところが似ている(似ていそう)だと思いました。

『ジョーカー』はきっと悲しい映画|『タクシードライバー』を観て思ったこと。

この『タクシードライバー』では結果としてダークヒーローが生まれましたが、『ジョーカー』では最凶のヴィランが生まれてしまうわけで…

それってめちゃくちゃ悲しい話になりそうですよね。

ということで、今回『タクシードライバー』を観た上でそれと比べることで感じる部分も多いにありそうでした。

ほんと観てよかったー!

さ、いよいよ明後日!!

それまでに『キングオブコメディ』も観ておきたいと思います。

-追記-

キングオブコメディの記事はこちらです。

宇井
宇井
おやすみなさい。

by.neochiradio ui