20190925
はい、こんばんは。neochiradioです。
宇井です。
今回は『人間失格』の感想をネタバレ無しでお伝えしたいと思います。
あらすじと予告編
あらすじ|人間失格ができるまで…
『人間失格 太宰治と3人の女たち』というタイトルにもある通り、この映画では太宰治と3人の女の色恋を軸にして話が進み、『人間失格』ができるまでが描かれます。
この映画のすごいところは事実が元になってるってこと。
映画で登場する太宰治の破天荒っぷり、モテ男ぶりがすごい!
“文学史上最大のスキャンダル”は一見の価値あり!
予告編|うまくまとまってます!
↓予告編はこちら↓
よくまとまったいい予告!
キャスト|豪華で魅力的な方々
太宰治を演じるのは、小栗旬さん。
この小栗旬バージョンの太宰治の色気、かっこよさには男でも惚れてしまいます。
3人の女も最高に美しい面々で…
妻は「宮沢りえ」
愛人その1は「沢尻エリカ」
愛人その2は「二階堂ふみ」
映画ではもちろんこの方々とイチャイチャします!
-こんな人たちと色恋してたら間違いなく頭がおかしくなる
3人の女優さんともどことなくさみしい感じの雰囲気を持ってるのが役柄とドンピシャ!
そして脇を固める方々も豪華で、藤原竜也さんや成田凌さんも出演しております。
ネタバレ無し感想|太宰治はすごいよ
めちゃくちゃ良かった映画でした。
すごく刺激になったといいますか。
映像がずっと綺麗!|色で表現される登場人物達
この映画が語られる上では「映像の綺麗さ」は外せないと思いますからその辺から…
蜷川さんの作品は、恥ずかしながらこれが初めてでした。
噂には聞いてましたが、本当に綺麗で引き込まれる映像がずっと続きます。
こういうところに賛否が分かれるのかなっていうところでいうと、色付けすぎてるところ…
太宰治(小栗旬)は黒、妻(宮沢りえ)は青、愛人1(沢尻エリカ)は赤、愛人2(二階堂ふみ)は緑。
場面によってわかりやすく色が変わる。
ぼくは超好きでした。
めちゃ綺麗。
もし全部がこういう映画になってしまうと、濃すぎて胸焼けしちゃうと思うんですけど、蜷川作品はこの味でしょ的な(まぁ、他はまだ知らないんですが)。
天下一品はこってりでしょ的な。
めちゃくちゃ良かったし、一発でクセになりました。
良かったシーン|映画の核
守るべきものを壊す者=人間失格
太宰治(小栗旬)がバーで坂口安吾(藤原竜也)と喋るシーンがすごく残ってます。
坂口安吾に、「作家が守るべきものを持ったら終わり」的なことを言われてからの太宰治が狂ってると思いました。
-あぁ、これが人間失格だ…と。
“守るべきものを持たないより者”よりも上に行く作品を描くために“守るべきものを壊す”ことを選ぶ太宰…それが人間失格の完成へ繋がる。
芸人に観て欲しい
これって芸人とかにも通じてる部分だなと思ったんです。(ぼくも芸人してたので)
芸人は遊ばなきゃダメだっていう部分に近いですよね。
ぶっ壊してからじゃないと創れないものはあるよなぁって…なんだか共感しました。
ということで..
ぼくは芸人にこそこの映画を観て欲しいなぁと思いました。
もしこの記事にたどり着いた芸人さんが居たのなら、何か縁も感じるところもあるかと思いますし、是非観てくださいね!
おやすみなさい。